SRv6(えすあーるゔいろく)
最終更新:2026/4/28
SRv6は、IPv6ネットワーク上でセグメントルーティングを実現するためのプロトコルであり、ネットワーク機能を仮想化し、柔軟なトラフィック制御を可能にする。
別名・同義語 セグメントルーティング over IPv6
ポイント
SRv6は、従来のMPLS-TPと比較して、よりシンプルな構成で同等の機能を提供し、ネットワークの拡張性と運用効率を向上させる。
SRv6の概要
SRv6 (Segment Routing over IPv6) は、IPv6ネットワーク上でセグメントルーティングを実現するためのプロトコルです。従来のセグメントルーティング技術であるMPLS (Multi-Protocol Label Switching) と同様に、ネットワークパスをセグメントに分割し、各セグメントを識別するためのラベル(SRv6ではSID: Segment Identifier)をIPv6ヘッダに付加することで、トラフィックを特定のパスに沿ってルーティングします。
SRv6の技術的特徴
SRv6の主な特徴は以下の通りです。
- IPv6ベース: MPLSとは異なり、IPv6ヘッダ拡張を利用するため、追加のプロトコルスタックを必要としません。
- SIDの柔軟性: SIDはIPv6アドレスをベースに生成されるため、SID空間が広く、柔軟なネットワーク構成が可能です。
- ネットワーク機能の仮想化: SRv6は、ネットワーク機能を仮想化し、ソフトウェア定義ネットワーク (SDN) との連携を容易にします。
- トラフィックエンジニアリング: ネットワーク管理者は、SRv6を使用して、特定のトラフィックフローに対して、最適なパスを明示的に指定することができます。
SRv6の利点
SRv6の導入による利点は以下の通りです。
- 運用コストの削減: MPLSと比較して、構成がシンプルになるため、運用管理の負担が軽減されます。
- ネットワークの拡張性向上: SID空間が広いため、大規模なネットワークにも対応可能です。
- 柔軟なトラフィック制御: SDNとの連携により、動的なトラフィック制御が可能になります。
- ベンダーロックインの回避: 標準プロトコルであるため、特定のベンダーに依存することなく、ネットワークを構築できます。
SRv6の応用例
SRv6は、以下の様な用途で活用されています。