CoAP(こあぴー)
最終更新:2026/4/27
CoAPは、制約のあるデバイスやネットワーク環境向けに設計された、軽量な機械対機械(M2M)の通信プロトコルである。
別名・同義語 制約付きアプリケーションプロトコル
ポイント
CoAPは、HTTPに似たアーキテクチャを持ちながら、UDP上で動作し、リソース制約のあるIoTデバイスでの利用に適している。RESTfulな設計を採用している。
CoAPの概要
CoAP(Constrained Application Protocol)は、IoT(Internet of Things)デバイスなどのリソース制約のある環境において、効率的な通信を実現するためのプロトコルです。HTTPに似たアーキテクチャを持ちますが、UDP(User Datagram Protocol)をベースに動作するため、HTTPよりも軽量で、低消費電力、低オーバーヘッドな通信が可能です。
CoAPの主な特徴
- 軽量性: ヘッダーサイズが小さく、メッセージのペイロードも圧縮できるため、帯域幅の限られた環境でも効率的に通信できます。
- UDPベース: TCP(Transmission Control Protocol)のような信頼性確保の仕組みを必要としないため、オーバーヘッドを削減できます。
- RESTfulアーキテクチャ: HTTPと同様に、リソースを識別し、GET、POST、PUT、DELETEなどのメソッドを使用して操作します。
- DTLSによるセキュリティ: DTLS(Datagram Transport Layer Security)を使用して、通信のセキュリティを確保できます。
- Multicastサポート: 複数のデバイスに同時にメッセージを送信できるため、効率的なブロードキャスト通信が可能です。
CoAPの応用例
- スマートホーム: 照明、空調、セキュリティシステムなどのIoTデバイス間の通信
- 産業用IoT: センサーデータ収集、機器制御
- スマートシティ: 環境モニタリング、交通管理
- ヘルスケア: ウェアラブルデバイスからのデータ収集、遠隔医療
CoAPとHTTPの違い
| 特徴 | CoAP | HTTP |
|---|---|---|
| トランスポート | UDP | TCP |
| 重量 | 軽量 | 重い |
| オーバーヘッド | 低い | 高い |
| セキュリティ | DTLS | TLS/SSL |
| 信頼性 | ベストエフォート | 信頼性確保 |
CoAPは、リソース制約のある環境でのM2M通信に特化したプロトコルであり、HTTPとは異なる特性を持っています。