DoT(どっと)
最終更新:2026/4/28
DoTは、デジタルオブジェクト識別子(Digital Object Identifier)の略称であり、電子ジャーナル記事や書籍などのデジタルオブジェクトを一意に識別するための永続的な識別子である。
ポイント
DoTは、インターネット上でデジタルコンテンツを特定し、参照するための重要な仕組みであり、URLが変更されてもコンテンツへのアクセスを可能にする。
DoTの概要
DoT(Digital Object Identifier)は、デジタルコンテンツを識別するためのシステムであり、1990年代後半にアメリカの出版社協会(Association of American Publishers)によって開発されました。URLとは異なり、DoTはコンテンツの場所ではなく、コンテンツ自体を識別します。そのため、URLが変更されても、DoTを通じて常に正しいコンテンツにアクセスできます。
DoTの構造
DoTは、10.XXXX/YYYYという形式の文字列で構成されます。XXXXは登録機関(Registration Agency)を識別する数字であり、YYYYは登録機関によって割り当てられた一意の識別子です。登録機関は、CrossRef、DataCite、J-STAGEなど、世界中の様々な機関が存在します。
DoTの利用例
DoTは、学術論文、書籍、データセット、ソフトウェアなど、様々なデジタルコンテンツに利用されています。学術論文の場合、論文のタイトル、著者、出版年などのメタデータとともにDoTが割り当てられ、論文の検索や引用を容易にします。また、DoTは、デジタル著作権管理(DRM)やアクセス制御などの目的にも利用されています。
DoTとURLの違い
URLは、Web上のリソースの場所を示すアドレスです。一方、DoTは、リソース自体を識別する識別子です。URLは、Webサイトの構成やサーバーの変更などによって変更される可能性がありますが、DoTは、コンテンツがインターネット上に存在する限り、永続的に維持されます。そのため、DoTは、長期的なデジタルコンテンツの保存や引用に不可欠な役割を果たしています。
DoTの取得方法
DoTは、通常、コンテンツの出版社や登録機関によって割り当てられます。研究者や著者が自身のコンテンツにDoTを取得したい場合は、登録機関に申請する必要があります。