FEC冗長度(えふいしーじゅうとんど)
最終更新:2026/4/27
FEC冗長度とは、誤り訂正符号(FEC)において、元のデータに付加される冗長ビットの割合を示す指標である。
別名・同義語 誤り訂正符号レート冗長化率
ポイント
FEC冗長度が高いほど誤り訂正能力は向上するが、伝送効率は低下する。通信システムにおける信頼性と効率のトレードオフを考慮して設定される。
FEC冗長度とは
FEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)は、通信路における誤りを検出し、訂正するための技術です。FEC冗長度とは、このFECにおいて、元のデータに付加される冗長ビットの割合を示す指標であり、通常はパーセント(%)で表されます。
FEC冗長度の役割
FEC冗長度が高いほど、より多くの誤りを訂正できる能力を持ちます。これは、冗長ビットが増えることで、誤りが発生した際に元のデータを復元するための情報量が増えるためです。しかし、FEC冗長度を高くすると、伝送効率が低下するというデメリットがあります。これは、冗長ビットが増えることで、実際に伝送される情報量が減少し、帯域幅の利用効率が悪化するためです。
FEC冗長度の設定
FEC冗長度の設定は、通信システムの信頼性と効率のトレードオフを考慮して行われます。例えば、高い信頼性が求められる宇宙通信や深宇宙探査においては、FEC冗長度を高めに設定することが一般的です。一方、帯域幅が限られている無線通信や光通信においては、FEC冗長度を低めに設定し、伝送効率を優先することがあります。
FEC冗長度の例
一般的なFEC方式におけるFEC冗長度の例を以下に示します。
- 畳み込み符号:FEC冗長度 1/2, 1/3, 1/4 など
- リード・ソロモン符号:FEC冗長度 1/2, 1/4, 1/8 など
- LDPC符号:FEC冗長度 1/2, 1/3, 1/4 など
これらのFEC方式では、FEC冗長度を調整することで、誤り訂正能力と伝送効率のバランスを最適化することができます。
関連用語
- FEC(Forward Error Correction):前方誤り訂正
- 誤り訂正符号:誤りを検出し、訂正するための符号
- 冗長ビット:誤り訂正のために付加されるビット