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グローバル負荷分散(ぐろーばる ふかぶんさん)

最終更新:2026/4/28

グローバル負荷分散とは、地理的に分散した複数のサーバー間でトラフィックを分散し、可用性と応答性を向上させる技術である。

別名・同義語 地理的負荷分散グローバルサーバーロードバランシング

ポイント

従来の負荷分散がデータセンター内で行われるのに対し、グローバル負荷分散は世界規模での分散を可能にする。これにより、ユーザーに近いサーバーにトラフィックを誘導し、遅延を低減できる。

グローバル負荷分散とは

グローバル負荷分散(Global Load Balancing: GLB)は、インターネット上の複数の地理的に分散したサーバー間でネットワークトラフィックを最適に分散する技術です。従来の負荷分散(ローカル負荷分散)が、単一のデータセンター内で行われるのに対し、GLBは世界規模での分散を可能にします。

GLBの目的

GLBの主な目的は以下の通りです。

  • 可用性の向上: 一つのサーバーやデータセンターがダウンした場合でも、他のサーバーにトラフィックを自動的に切り替えることで、サービスの中断を最小限に抑えます。
  • 応答性の向上: ユーザーに最も近いサーバーにトラフィックを誘導することで、ネットワーク遅延を減らし、応答速度を向上させます。
  • スケーラビリティの向上: ユーザー数の増加に対応するために、必要に応じてサーバーを追加・削除できます。
  • 災害対策: 地理的に分散したサーバーを持つことで、自然災害などの影響を軽減できます。

GLBの仕組み

GLBは、DNS(Domain Name System)やAnycastなどの技術を利用して実現されます。

  • DNSベースのGLB: DNSサーバーが、ユーザーの所在地に基づいて最適なサーバーのIPアドレスを返します。
  • AnycastベースのGLB: 複数のサーバーが同じIPアドレスを持つAnycastネットワークを使用し、ルーティングプロトコルに基づいて最も近いサーバーにトラフィックを誘導します。

GLBの利用例

  • コンテンツ配信ネットワーク(CDN): 世界中に分散したキャッシュサーバーを使用して、コンテンツを高速に配信します。
  • クラウドサービス: 複数のリージョンにサーバーを配置し、可用性と応答性を向上させます。
  • 大規模Webサイト: 世界中のユーザーにサービスを提供するために、GLBを使用してトラフィックを分散します。

GLBとローカル負荷分散の違い

項目グローバル負荷分散 (GLB)ローカル負荷分散
分散範囲地理的に分散したサーバー単一データセンター
主な目的可用性、応答性、スケーラビリティ負荷分散、可用性
使用技術DNS、Anycastハードウェア/ソフトウェア

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