インターネット史(いんたーねっとし)
最終更新:2026/4/25
インターネットの起源から発展、現代に至るまでの歴史を記述した学問分野である。
ポイント
インターネットは、もともとアメリカ国防総省のARPANETとして始まり、学術研究や情報共有の目的で発展してきた。その後の商業化により、世界中の人々に利用されるようになった。
インターネットの起源
インターネットの直接的な起源は、1969年にアメリカ国防総省の高等研究計画局(ARPA)が構築したARPANETに遡る。ARPANETは、分散型のネットワーク構造を採用し、核攻撃時にも通信が途絶えないように設計された。当初は、大学や研究機関を結びつけ、研究者間の情報共有を目的としていた。
TCP/IPプロトコルの開発
1970年代には、TCP/IPプロトコルが開発され、異なるネットワーク間の相互接続が可能になった。TCP/IPは、データの送受信方法を標準化し、インターネットの基盤となる技術となった。このプロトコルにより、ARPANET以外のネットワークもインターネットに接続できるようになり、ネットワークの規模が拡大していった。
World Wide Webの登場
1989年、ティム・バーナーズ=リーは、World Wide Web(WWW)を考案した。WWWは、ハイパーテキストを用いて情報を整理し、インターネット上で容易にアクセスできるようにした。WWWの登場により、インターネットは、研究者だけでなく、一般の人々にも利用されるようになった。
インターネットの商業化
1990年代には、インターネットの商業化が進み、多くの企業がオンラインビジネスを開始した。電子商取引(EC)やオンライン広告などの新しいビジネスモデルが登場し、インターネットは経済活動の中心的な要素となった。また、この時期には、インターネットサービスプロバイダ(ISP)が登場し、一般家庭へのインターネット接続サービスを提供するようになった。
モバイルインターネットの普及
2000年代以降、モバイルインターネットの普及により、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスからインターネットにアクセスすることが容易になった。モバイルインターネットは、人々の生活様式やコミュニケーションの方法に大きな変化をもたらした。ソーシャルメディアやモバイルアプリなどの新しいサービスが登場し、インターネットは、より身近な存在となった。
近年の動向
近年では、IoT(Internet of Things)やAI(人工知能)などの新しい技術がインターネットと融合し、さらなる発展を遂げている。IoTは、様々なデバイスをインターネットに接続し、データを収集・分析することで、より効率的な社会を実現しようとしている。AIは、インターネット上の膨大なデータを学習し、人間のような知的な処理を行うことで、様々なサービスを向上させている。