LACP(えるえーしーぴー)
最終更新:2026/4/28
LACPは、複数のネットワークインターフェースを束ねて、より高い帯域幅と冗長性を提供するIEEE 802.3ad規格に準拠したリンク集約プロトコルである。
別名・同義語 リンクアグリゲーションポートトランキング
ポイント
LACPは、ネットワークの信頼性とパフォーマンスを向上させるために、主にスイッチやサーバーで利用される。手動設定も可能だが、自動ネゴシエーションにより設定の簡素化が図られる。
LACPの概要
LACP (Link Aggregation Control Protocol) は、複数の物理的なネットワークリンクを論理的に一つのリンクとして扱うことで、ネットワークの帯域幅を増加させ、可用性を向上させる技術です。IEEE 802.3ad規格として標準化されており、主にイーサネット環境で使用されます。
LACPの動作原理
LACPは、ネットワークデバイス間でLACPDU (Link Aggregation Control Protocol Data Unit) と呼ばれる制御パケットを交換することで、リンク集約グループ (LAG) を確立します。LAGに参加する各リンクは、アクティブまたはスタンバイの状態になります。アクティブなリンクはデータ転送に使用され、スタンバイのリンクはアクティブなリンクに障害が発生した場合に自動的に切り替わります。
LACPの利点
- 帯域幅の増加: 複数のリンクを束ねることで、ネットワーク全体の帯域幅を向上させることができます。
- 冗長性の向上: リンクに障害が発生した場合でも、他のリンクが自動的に切り替わるため、ネットワークの可用性を維持できます。
- 負荷分散: 複数のリンクにトラフィックを分散させることで、ネットワークの負荷を軽減できます。
- 設定の簡素化: 自動ネゴシエーション機能により、手動設定の手間を省くことができます。
LACPの設定モード
LACPには、主に以下の2つの設定モードがあります。
- アクティブモード: デバイスが積極的にLACPDUを送信し、LAGの確立を試みます。
- パッシブモード: デバイスはLACPDUの受信を待ち、他のデバイスからの要求に応じてLAGを確立します。
LACPの注意点
- LACPを使用するには、ネットワークデバイスがLACPをサポートしている必要があります。
- LAGに参加する各リンクは、同じ速度と二重通信モードである必要があります。
- LACPの設定が正しく行われていない場合、ネットワークのパフォーマンスが低下する可能性があります。