Modbus(もどばす)
最終更新:2026/4/27
Modbusは、産業用制御システムにおいて、機器間でデータを交換するための通信プロトコルである。
別名・同義語 Modbus RTUModbus TCP
ポイント
Modbusは、シリアル通信やTCP/IPネットワーク上で広く利用されており、オープンな仕様であるため、様々なメーカーの機器間で相互運用が可能である。
Modbusの概要
Modbusは、1979年にModicon(現シュナイダーエレクトリック)によって開発された通信プロトコルです。当初はModiconのPLC(プログラマブルロジックコントローラ)で使用するために開発されましたが、そのシンプルさと信頼性から、産業オートメーション分野で広く普及しました。
Modbusの通信方式
Modbusには、主に以下の2つの通信方式があります。
- Modbus RTU: シリアル通信(RS-232、RS-485など)を使用します。コンパクトなデータ形式で、高速な通信が可能です。
- Modbus TCP: TCP/IPネットワークを使用します。Ethernetなどのネットワークインフラを利用できるため、長距離通信に適しています。
Modbusのデータモデル
Modbusは、4つの主要なデータモデルを使用します。
- コイル: デジタル出力(ON/OFF)の状態を読み書きします。
- ディスクリート入力: デジタル入力(ON/OFF)の状態を読み取ります。
- 入力レジスタ: アナログ入力値を読み取ります。
- 保持レジスタ: アナログ出力値や設定値を読み書きします。
これらのデータモデルは、それぞれアドレスによって識別されます。
Modbusの利点
- オープンな仕様: どのメーカーの機器でも実装できるため、相互運用性が高い。
- シンプルさ: プロトコルの構造が単純で、実装が容易。
- 信頼性: 長年の実績があり、安定した通信が可能。
- 幅広い対応機器: 多くの産業用機器がModbusに対応。