トラフィックベースライン(とらふぃっくべーすらいん)
最終更新:2026/4/28
トラフィックベースラインは、ネットワークやシステムの通常時のトラフィック量を指し、異常検知や容量計画の基準となる。
別名・同義語 通常トラフィック量標準トラフィック量
ポイント
トラフィックベースラインは、セキュリティインシデントの検出や、ネットワークパフォーマンスの最適化に不可欠な指標である。過去のデータに基づいて算出される。
トラフィックベースラインとは
トラフィックベースラインとは、ネットワークやシステムが通常稼働している状態におけるトラフィック量(データ転送量、パケット数、接続数など)を統計的に把握したものです。これは、ネットワーク管理やセキュリティ対策において、異常なトラフィックパターンを検知するための重要な基準となります。
トラフィックベースラインの重要性
- 異常検知: 通常のトラフィックパターンからの逸脱を検出し、サイバー攻撃やシステム障害などの異常事態を早期に発見できます。
- 容量計画: 将来的なトラフィック増加を見越したネットワーク容量の計画を立てる上で、ベースラインデータは不可欠です。
- パフォーマンス最適化: ボトルネックとなっている箇所を特定し、ネットワークパフォーマンスを最適化するための手がかりとなります。
- セキュリティ対策: 不正アクセスやマルウェア感染などの兆候を検知し、セキュリティインシデントへの対応を迅速化できます。
トラフィックベースラインの構築方法
トラフィックベースラインは、通常、ネットワーク監視ツールやセキュリティ情報イベント管理(SIEM)システムなどを用いて構築されます。以下の手順が一般的です。
- データ収集: ネットワークデバイス(ルーター、スイッチ、ファイアウォールなど)からトラフィックデータを収集します。
- データ分析: 収集したデータを分析し、時間帯、プロトコル、宛先IPアドレスなどの要素ごとにトラフィック量を集計します。
- ベースライン設定: 分析結果に基づいて、通常時のトラフィック量の範囲(最小値、最大値、平均値など)をベースラインとして設定します。
- 継続的な監視: 設定したベースラインと実際のトラフィック量を比較し、逸脱があればアラートを発するように設定します。