TSN(てぃーえすえぬ)
最終更新:2026/4/27
TSNは、Time-Sensitive Networkingの略であり、産業用イーサネットにおけるリアルタイム通信を実現するための技術規格である。
別名・同義語 リアルタイムイーサネット産業用イーサネット
ポイント
TSNは、従来のイーサネットの信頼性と柔軟性を維持しつつ、決定的な遅延とジッタを最小限に抑えることで、産業オートメーションなどの分野での応用を可能にする。
TSNとは
TSN(Time-Sensitive Networking)は、IEEE 802.1規格に基づき、標準のイーサネットを拡張して、リアルタイム性能を必要とする産業用アプリケーションに対応するための技術群です。従来のイーサネットは、ベストエフォート型の通信方式を採用しており、パケットの遅延やジッタが変動しやすいという課題がありました。TSNは、これらの課題を克服し、決定的な遅延とジッタを最小限に抑えることで、産業オートメーション、自動車、航空宇宙などの分野での応用を可能にします。
TSNの主な特徴
TSNは、以下の主要な技術要素によって構成されています。
- 時間同期: IEEE 802.1AS規格に基づき、ネットワーク全体のノード間で正確な時間同期を実現します。
- トラフィックシェーピング: IEEE 802.1Qbv規格に基づき、特定のトラフィックに対して優先的な帯域幅を割り当て、遅延を抑制します。
- フレームプリエンティション: IEEE 802.1Qbu規格に基づき、特定のフレームを優先的に送信し、遅延を短縮します。
- サイクリックキューイング: IEEE 802.1Qch規格に基づき、定期的にキューをフラッシュすることで、ジッタを低減します。
- ストリーミング: IEEE 802.1AVb規格に基づき、連続的なデータストリームを効率的に送信します。
TSNの応用分野
TSNは、以下の分野での応用が期待されています。