マイコン(まいこん)
最終更新:2026/4/25
マイコンは、一つの集積回路に中央処理装置(CPU)と周辺回路を内蔵した、小型のコンピュータシステムである。
ポイント
マイコンは、家電製品から産業機器まで、組み込みシステムとして幅広い分野で利用されている。低消費電力で動作し、リアルタイム制御に適している。
マイコンの概要
マイコン(マイクロコントローラ)は、コンピュータの主要な構成要素であるCPU、メモリ(RAM、ROM)、入出力インターフェースなどを一つのチップに集積したものです。これにより、小型化、低消費電力化、低コスト化を実現し、様々な電子機器に組み込むことが可能になりました。
マイコンの歴史
マイコンの原型は、1970年代初頭にインテルが開発した4004という4ビットのCPUです。その後、8ビット、16ビット、32ビット、そして近年では64ビットのマイコンが登場し、性能が飛躍的に向上しました。初期のマイコンは、主に制御用途で使用されていましたが、性能向上に伴い、より複雑な処理を行うことが可能になり、現在では様々な分野で利用されています。
マイコンの種類
マイコンは、CPUのアーキテクチャ、メモリ容量、搭載されている周辺回路の種類などによって、様々な種類が存在します。代表的なアーキテクチャとしては、Intel 8051、ARM、PICなどがあります。また、メモリ容量は数KBから数MBまで、周辺回路としては、タイマー、シリアル通信インターフェース、A/D変換器、D/A変換器などが搭載されています。
マイコンの応用例
マイコンは、家電製品(洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなど)、自動車(エンジン制御、ABS、エアバッグなど)、産業機器(PLC、ロボット、FA装置など)、医療機器(心電計、血圧計など)、通信機器(携帯電話、スマートフォンなど)など、幅広い分野で利用されています。特に、組み込みシステムとして、特定の機能を実行するために最適化された形で利用されることが多く、現代社会において不可欠な存在となっています。