集積回路(しゅうせきかいろ)
最終更新:2026/4/25
集積回路は、半導体基板上に多数の電子回路素子を内蔵した電子回路である。
別名・同義語 ICマイクロチップ
ポイント
現代のエレクトロニクス製品に不可欠な要素であり、小型化、高性能化、低消費電力化を実現する。
集積回路の概要
集積回路(Integrated Circuit, IC)は、トランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサなどの電子回路素子を、半導体基板(シリコンなど)上に集積化したものです。これにより、従来のディスクリート部品(個別部品)を用いた回路と比較して、回路の小型化、軽量化、低消費電力化、高信頼性化、コスト削減が可能になります。
集積回路の種類
集積回路は、その構成や機能によって様々な種類に分類されます。
- デジタル集積回路: 論理演算を行う回路で、コンピュータのCPUやメモリなどに使用されます。
- アナログ集積回路: 電圧や電流などの連続的な信号を処理する回路で、オーディオアンプやセンサーなどに使用されます。
- ミックスドシグナル集積回路: デジタル回路とアナログ回路を組み合わせた回路で、データ変換器や通信回路などに使用されます。
また、集積度によって、SSI(Small Scale Integration)、LSI(Large Scale Integration)、VLSI(Very Large Scale Integration)などに分類されます。
集積回路の製造プロセス
集積回路は、フォトリソグラフィーと呼ばれる技術を用いて製造されます。シリコンウェハー上に薄膜を形成し、光を照射して回路パターンを焼き付け、不要な部分をエッチング(腐食)することで回路を形成します。このプロセスを何度も繰り返すことで、複雑な回路を構築します。
集積回路の応用分野
集積回路は、コンピュータ、スマートフォン、自動車、家電製品、医療機器など、現代社会のあらゆる分野で利用されています。特に、近年では、AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)の発展に伴い、高性能な集積回路の需要がますます高まっています。