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施設園芸(しせつえんげい)

最終更新:2026/4/15

ガラスやプラスチックなどで覆われた施設内で、温度・湿度・光などを制御して行う園芸。

別名・同義語 園芸施設栽培保護園芸

ポイント

天候に左右されず、周年栽培を可能にする技術。高品質な農産物の安定供給に貢献する。

施設園芸とは

施設園芸は、自然環境を制御し、作物の生育に適した環境を提供する園芸技術です。具体的には、ガラス温室、ビニールハウス、ロックウール栽培、水耕栽培など、様々な形態があります。これらの施設を利用することで、天候や季節に左右されず、安定した品質の農産物を供給することが可能になります。

施設園芸の歴史

施設園芸の起源は、17世紀のヨーロッパに遡ります。当初は、貴族が珍しい植物を栽培するために温室を利用していましたが、次第に商業的な栽培へと発展しました。日本においては、明治時代に西洋の園芸技術が導入され、本格的な施設園芸が始まりました。戦後、プラスチックフィルムの普及により、ビニールハウスが普及し、施設園芸は急速に発展しました。

施設園芸の種類

  • ガラス温室: ガラスで覆われた施設で、耐久性が高く、採光性に優れています。主に、花卉や野菜の栽培に利用されます。
  • ビニールハウス: ポリエチレンフィルムなどで覆われた施設で、比較的安価に設置できます。野菜、果樹、育苗などに広く利用されています。
  • ロックウール栽培: 岩石を原料とした人工培地であるロックウールを用いて栽培する方法です。水耕栽培の一種で、養分管理が容易です。
  • 水耕栽培: 土を使わず、水と養分だけで栽培する方法です。省スペースで、病害虫の発生を抑えることができます。

施設園芸のメリット・デメリット

メリット:

  • 天候に左右されず、周年栽培が可能
  • 高品質な農産物を安定供給できる
  • 病害虫の発生を抑制できる
  • 栽培効率を向上できる

デメリット:

  • 設置費用が高い
  • 運転管理に手間がかかる
  • エネルギー消費量が多い

近年の動向

近年では、省エネルギー技術や環境制御技術の高度化が進み、より効率的で持続可能な施設園芸が求められています。また、ICT(情報通信技術)を活用したスマート農業も注目されており、センサーやAI人工知能)を用いて、生育環境を最適化する取り組みが進められています。

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