SPONSORED

食料安全保障(しょくりょうあんぜんほしょう)

/ɕoꜜkuɾʲoːaꜜnzenhoɕoː/

最終更新:2026/4/11

すべての人が、活動的で健康的な生活に必要な食料を、いつでも物理的・経済的に入手でき、かつ将来にわたって維持される状態。

ポイント

食料の「量」の確保だけでなく、個人の「入手可能性」や「栄養バランス」、および持続可能性を包括する概念。国家レベルの供給安定と個人の食生活の保障の両義を含む。

食料安全保障(Food Security)

食料安全保障とは、すべての個人が健康的で活動的な生活を送るために、必要かつ安全で栄養価の高い食料を物理的・経済的に、かつ継続的に入手できる状態を指す概です。

概念の構成要素

FAO(国連食糧農業機関)によれば、食料安全保障には主に以下の4つの要素が必要とされています。

  1. 食料の利用可能性(Availability): 国内生産や輸入によって、十分な量の食料が供給されていること。
  2. アクセスの容易性(Access): 経済的・物理的に食料を購入、または入手できる状況にあること。
  3. 食料の利用(Utilization): 適切な食事、清潔な水、衛生環境を通じて、身体が栄養を効率よく吸収できること。
  4. 安定性(Stability): 自然災害や経済危機などの事態においても、上記の3要素が長期的に損なわれないこと。

重要性の背景

近年、気候変動による異常気象、国際的な紛争によるサプライチェーンの停滞、世界的な人口増加などにより、世界の食料供給は不安定さを増しています。特に日本のような食料自給率が低い国においては、海外からの輸入に依存するリスクを低減するため、国内生産の維持・拡大や備蓄、調達先の多角化が国家安全保障上の重要課題となっています。

日本における取り組み

日本では「食料・農業・農村基本法」に基づき、不測の事態においても国民が最低限必要な食料を確保できるよう、計画的な備蓄や緊急時の増産体制の整備などが進められています。

SPONSORED