卸売業(おろしうりぎょう)
最終更新:2026/4/15
商品を小売業者や事業者に販売する商売。大量仕入れによる低コスト化と効率的な流通が特徴。
別名・同義語 問屋商社
ポイント
卸売業は、生産者と小売業者の橋渡し役として、商品の安定供給に貢献する。近年は、情報技術を活用した効率化が進んでいる。
卸売業とは
卸売業は、商品(商品の所有権を伴う場合と伴わない場合がある)を、小売業者、他の卸売業者、あるいは事業者に販売することを主な業務とする事業形態です。消費者に直接販売する小売業とは異なり、主に「事業者間取引」を行います。
卸売業の役割
卸売業は、生産者と小売業者の間に立ち、以下の役割を果たします。
- 仕入れの集約: 多くの小売業者から少量ずつ仕入れを受けるのではなく、卸売業が生産者から大量に仕入れることで、仕入れコストを削減します。
- 在庫の管理: 卸売業が商品を在庫として抱えることで、小売業者は必要な時に必要な量を仕入れることができ、在庫リスクを軽減できます。
- 流通の効率化: 卸売業は、商品の保管、輸送、加工などの物流機能を担い、流通を効率化します。
- 情報提供: 卸売業は、市場動向や商品情報などを小売業者に提供し、販売戦略の立案を支援します。
卸売業の種類
卸売業は、その取扱商品や取引形態によって、様々な種類に分類されます。
- 一般卸売業: 多様な商品を幅広く取り扱う卸売業。
- 専門卸売業: 特定の商品に特化して取り扱う卸売業(例:農産物卸売業、水産物卸売業)。
- 輸出卸売業: 海外の小売業者や事業者に商品を輸出する卸売業。
- 輸入卸売業: 海外から商品を輸入し、国内の小売業者や事業者に販売する卸売業。
近年の動向
近年、卸売業は、インターネットの普及や物流技術の発展により、大きな変化に直面しています。従来の対面販売に加えて、オンライン卸売や、小口ロット販売、直送サービスなど、新たな販売形態が登場しています。また、ビッグデータやAIを活用した需要予測や在庫管理の最適化も進んでいます。
関係法規
卸売業を営むには、特定商取引法に基づく古物商許可が必要となる場合があります。また、食品を扱う場合は、食品衛生法に基づく営業許可が必要となります。