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関税(かんぜい)

最終更新:2026/4/15

国境を越えて輸出入される商品に課される税金。貿易政策や国内産業の保護のために用いられる。

別名・同義語 輸入税輸出税

ポイント

関税は、商品の価格に影響を与え、国際貿易の構造を変化させる力を持つ。WTO(世界貿易機関)によって、関税の引き下げが推進されている。

関税とは

関税は、物品が国境を越えて輸出入される際に、その物品に課される税金のことを指します。その目的は、主に以下の3点が挙げられます。

  1. 歳入確保: 国家の財源を確保するため。
  2. 国内産業の保護: 外国製品の流入を抑制し、国内産業を保護するため。
  3. 貿易政策: 他国との貿易交渉における交渉材料として、あるいは貿易均衡を保つための手段として。

関税の種類

関税には、いくつかの種類があります。

  • 従量関税: 物品の量(重量、個数など)に応じて課税される関税。
  • 従価関税: 物品の価格(課税価格)に応じて課税される関税。多くの国で採用されている。
  • 複合関税: 従量関税と従価関税を組み合わせたもの。
  • 特恵関税: 特定の国や地域に対して、通常よりも低い税率で課税される関税。経済連携協定などによって適用される。
  • 報復関税: 他国が自国製品に対して不当な関税を課した場合に、報復として課される関税。

関税の歴史

関税は、古くから存在していました。古代ローマや中国など、多くの国で関税が徴収されていました。近代的な関税制度は、19世紀の産業革命以降に発展し、各国が自国の産業を保護するために、高い関税を課すようになりました。しかし、20世紀に入ると、関税の引き下げを求める声が高まり、ガット(GATT)を経て、WTO(世界貿易機関)が設立され、関税の削減が進められています。

WTOと関税

WTOは、国際貿易のルールを定める国際機関であり、関税の引き下げや貿易障壁の撤廃を推進しています。WTO協定に基づき、加盟国は、関税率の上限を設ける義務を負っています。また、WTOは、紛争解決手続きを通じて、関税に関する紛争を解決する役割も担っています。

関税の現状

現在、多くの国で関税が課されていますが、その税率は、物品の種類や原産国によって異なります。また、経済連携協定などによって、関税が引き下げられたり、撤廃されたりするケースも増えています。関税は、国際貿易に大きな影響を与えるため、その動向は常に注目されています。

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