フェンシングデバイス(ふぇんしんぐでばいす)
最終更新:2026/4/28
フェンシングデバイスは、剣術における安全を確保し、得点を判定するための電子機器システムである。
別名・同義語 電気剣システムエレクトロニックフェンシング
ポイント
フェンシングデバイスは、電気回路を用いて剣の接触を検知し、審判の判定を補助する。競技の公平性と安全性の向上に貢献している。
フェンシングデバイスの概要
フェンシングデバイスは、電気剣(フルーレ、エペ、サーブル)の刃先に接続された電気回路と、それを制御・判定する電子機器で構成される。選手が有効面を突いた際に電気信号が伝わり、得点として記録される仕組みである。
歴史
フェンシングデバイスの原型は、19世紀末にフランスで開発された。当初は機械的な方式であったが、20世紀に入り電子回路の発展に伴い、電気的な方式へと移行した。1936年のベルリンオリンピックで初めて公式競技に使用され、その後改良が重ねられてきた。
構成要素
フェンシングデバイスは、主に以下の要素で構成される。
- 電気剣: 刃先に電気回路が組み込まれた剣。
- ボディコード: 選手が着用するジャケットとベストに接続された電線。
- 判定機: 電気剣からの信号を受信し、得点を判定する装置。
- 信号灯: 得点状況を視覚的に表示するランプ。
- レフェリーコントロール: 審判が操作する装置で、試合の開始・停止や得点の確認などを行う。
各種フェンシングにおけるデバイスの違い
フルーレ、エペ、サーブルでは、有効面や得点判定の方法が異なるため、フェンシングデバイスもそれぞれ異なる仕様となっている。
- フルーレ: 胴体のみが有効面。先に突いた方が得点。
- エペ: 全身が有効面。同時に突いた場合は両者得点。
- サーブル: 胴体、頭部、腕が有効面。先に突いた方が得点。
近年の技術動向
近年では、ワイヤレス化や高精度な信号処理技術の導入が進んでいる。これにより、選手の動きをより正確に検知し、誤判定を減らすことが可能になっている。また、AIを活用した自動判定システムの開発も進められている。