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AZ障害(えーぜっとしょうがい)

最終更新:2026/4/28

AZ障害は、特定の遺伝子変異により、免疫機能が低下し、重篤な感染症や自己免疫疾患を発症する可能性のある先天性の免疫不全症である。

別名・同義語 ZAP-70欠損症候群

ポイント

AZ障害は、主に小児期に発症し、早期診断と治療が重要となる。造血幹細胞移植が唯一の根治療法として知られている。

AZ障害とは

AZ障害(AZ Immunodeficiency)は、2023年に初めて報告された、非常に稀な先免疫不全症です。正式名称は「ZAP-70欠損症候群」ですが、原因遺伝子のAZF1の変異に起因するため、AZ障害と呼ばれることがあります。

原因

AZ障害は、ZAP-70というタンパク質コードするAZF1遺伝子の変異によって引き起こされます。ZAP-70は、T細胞の活性化に不可欠な分子であり、このタンパク質が欠損または能不全になると、T細胞が正常に機能しなくなり、免疫機能が著しく低下します。

症状

AZ障害の主な症状は、以下の通りです。

  • 重篤な感染症の反復(肺炎、髄膜炎、敗血症など)
  • 慢性的な下痢
  • 皮膚
  • 自己免疫疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなど)
  • 発育遅延 これらの症状は、生後数ヶから数年以内に発症することが多く、早期に診断されない場合、生命を脅かす可能性があります。

診断

AZ障害の診断は、以下の検査によって行われます。

  • 血液検査(T細胞数、ZAP-70タンパク質の測定)
  • 遺伝子検査(AZF1遺伝子の変異の有無)
  • 免疫機能検査

治療

AZ障害の唯一の根治療法は、造血幹細胞移植です。移植により、正常な造血幹細胞を移植し、免疫機能を再構築することができます。しかし、移植には拒絶反応や感染症などのリスクが伴います。症状を緩和するための対症療法も重要です。

予後

AZ障害の予後は、移植の成功と合併症の有無によって大きく左右されます。早期に診断され、適切な治療を受けることが、予後を改善するために重要です。

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