現代音楽(げんだいおんがく)
最終更新:2026/4/11
20世紀初頭から現在に至るまでの芸術音楽の総称。伝統的な調性や形式を解体・拡張し、新たな音響素材や概念を探究する実験的な音楽潮流を指すことが多い。
ポイント
伝統的な音楽語法からの脱却を志向し、無調や十二音技法、電子音楽など多様な技法を展開する20世紀以降の芸術音楽。狭義には前衛音楽や実験音楽を指す。
解説
仕組み
現代音楽は、従来の西洋音楽における調性(長調・短調)や機能和声の枠組みを拡張、あるいは解体する姿勢を根底に持っています。特に「無調音楽」では、特定の主音に依存しない楽曲構成が試みられ、十二音技法などの体系的な手法や、自由な無調表現が用いられます。また、前衛的な試みとして、不確定性の導入(偶然性の音楽)、楽音以外の音響を素材とする電子音楽・ミュージック・コンクレート、楽器の可能性を追求する拡張奏法などが積極的に採用されます。
特徴と受容
従来の音楽的慣習を再考し、音色や構造の新たな可能性を追求する点が特徴です。既存の調和的な聴覚体験を前提としない作品も多く、聴き手に対して能動的な聴取を求める傾向があり、その芸術的・実験的な性質から、大衆音楽とは異なる独自の受容の歴史を持っています。
応用と展開
現代音楽の実験的な手法や音響概念は、純粋な芸術音楽の枠を超え、映画や演劇の音響デザイン、劇伴音楽、および今日の電子音楽や実験的なポピュラー音楽の構成理論として大きな影響を与えています。
同義語・別名: 音楽—歴史—20世紀; 20世紀音楽; Music—20th century