琴(こと)
最終更新:2026/4/14
13本の絃を持つ日本の伝統的な撥弦楽器。優雅な音色で、雅楽や独奏、合奏などに用いられる。
ポイント
古くから日本人に親しまれてきた楽器であり、その美しい音色は日本の文化を象徴する。近年では、箏曲という独自の音楽ジャンルも確立されている。
概要
琴は、日本の伝統的な撥弦楽器の一つであり、13本の絃を張った木製の胴体を爪で弾いて演奏する。絃は、絹糸やナイロンなどが用いられ、それぞれ異なる音程を持つ。演奏者は、右手の爪(つめ)を用いて絃を弾き、左手で絃を抑えることで音程を変化させる。
歴史
琴の起源は、中国の古琴(こきん)にあると考えられている。奈良時代に日本に伝来し、雅楽の伴奏楽器として用いられた。平安時代には、日本の風土に合わせて楽器が改良され、現在の琴の原型が生まれた。江戸時代には、箏曲という独自の音楽ジャンルが確立され、多くの名人が輩出した。
構造
琴は、大きく分けて胴、絃、爪の三つの部分から構成される。胴は、桐などの木材をくり抜いて作られ、表面には竜皮(りゅうひ)と呼ばれるトカゲの皮が張られる。絃は、胴に張られた糸で、それぞれ異なる音程を持つ。爪は、右手に装着する装飾品であり、絃を弾く際に用いられる。爪には、象牙やプラスチックなどの素材が用いられる。
演奏方法
琴の演奏は、右手の爪で絃を弾き、左手で絃を抑えるという基本的な動作で行われる。右手の爪の角度や力加減によって、音色や音量を変えることができる。左手で絃を抑えることで、音程を変化させることができる。琴の演奏には、様々な奏法があり、独奏や合奏、伴奏など、様々な場面で用いられる。
箏曲
箏曲は、琴を主楽器とする日本の伝統的な音楽ジャンルである。箏曲には、独奏曲や合奏曲、歌曲など、様々な形態がある。箏曲の演奏には、箏の他に、三味線や尺八などの楽器が用いられることもある。箏曲は、日本の文化を代表する音楽の一つであり、国内外で広く親しまれている。