古文(こぶん)
最終更新:2026/4/12
平安時代から江戸時代初期までの日本語の文章。主に、ひらがな・仮名文字を用いて書かれ、現代語とは文法や語彙が大きく異なる。
別名・同義語 古典和文
ポイント
現代の日本語とは異なる独自の文法や表現を持つため、学習には専用の知識が必要となる。文学作品や歴史資料の理解に不可欠である。
古文とは
古文とは、一般的に平安時代(794年 - 1185年)から江戸時代初期(1603年 - 1868年頃)までの日本語の文章を指します。現代語とは異なり、文法や語彙、表現方法が大きく異なります。具体的には、助詞、助動詞、動詞の活用などが現代語とは大きく異なり、また、現代では使われなくなった語彙や、意味が変化した語彙が多く存在します。
古文の特徴
古文の最も顕著な特徴は、表記体系です。漢字を主体とし、ひらがなやカタカナ(主に外来語や擬音語に使用)を併用します。特に、平安時代には、漢字を崩して作られた平仮名が多用されました。また、文末表現も特徴的で、「〜なり」「〜こそ」「〜ぬる」といった現代語にはない表現が頻繁に用いられます。
古文の時代区分
古文は、時代によって文体や特徴が変化します。大きく分けて、以下の時代区分が考えられます。
- 平安時代: 雅語が発達し、優美で洗練された文体が特徴です。物語文学(源氏物語、枕草子など)が盛ん。
- 鎌倉時代: 武士階級の台頭に伴い、簡潔で力強い文体が現れます。軍記物語(平家物語、源平盛衰記など)が代表的。
- 室町時代: 禅宗の影響を受け、簡素で洗練された文体が好まれます。能の詞章や随筆文学(徒然草など)が発展。
- 江戸時代: 庶民文化が発達し、多様な文体が現れます。俳諧、浮世草子、浄瑠璃など、様々なジャンルの文学作品が生まれました。
古文の学習
古文を理解するためには、古典文法、古語辞典、そして豊富な読解練習が不可欠です。古典文法は、助詞、助動詞、動詞の活用などを体系的に学ぶものであり、古語辞典は、現代語との意味の違いや、古文特有の語彙の意味を調べるために使用します。読解練習を通して、文法知識を実践的に活用し、古文の読解力を高めることが重要です。