連歌(れんが)
最終更新:2026/4/14
数人で交代に歌を詠み継いでいく、日本の伝統的な文芸。
別名・同義語 歌合わせ句の添え物
ポイント
各人が五七五の句を詠み、前の句に接続して物語を紡ぐ共同創作の形式である。室町時代に隆盛を極めた。
連歌とは
連歌は、複数の作者が五七五の和歌を交互に詠み継いでいく、日本の伝統的な文芸形式である。各句は前の句の内容を踏まえ、連想や対句によって繋がっていく。完成した連歌は、全体として一つの物語や情景を表現する。
歴史
連歌の起源は、鎌倉時代に成立した「鎖鏈歌(くさりぎのうた)」にあると考えられている。室町時代には、連歌が武家社会を中心に広まり、観阿弥・世阿弥父子によって能とともに発展した。江戸時代には、俳諧連歌が流行し、庶民の間にも普及した。
形式
連歌には、主に以下の形式がある。
- 長連歌: 多数の作者が参加し、三十六歌(またはそれ以上)を詠み継ぐ形式。通常、発句(最初の句)を作者が決め、そこから順番に句が詠まれる。
- 短連歌: 数人の作者が参加し、短い歌数を詠み継ぐ形式。狂歌連歌などがある。
- 俳諧連歌: 俳諧の形式を用いた連歌。江戸時代に流行し、庶民の生活や風俗を題材にしたものが多く見られる。
連歌の鑑賞
連歌を鑑賞する際には、各句のつながりや、作者の意図を読み解くことが重要である。また、連歌全体を通して、どのような物語や情景が表現されているのかを把握することも大切である。
現在の連歌
現代では、連歌はあまり盛んではなくなっているが、一部の愛好家によって継承されている。また、連歌の形式を応用した現代詩や、インターネット上での連歌創作活動なども行われている。