イギリス詩(いぎりすし)
最終更新:2026/4/14
イギリスで生まれ発展した詩。古英語時代から現代に至るまで、多様な形式とテーマを持つ文学。
ポイント
イギリス詩は、ケルト、ローマ、ゲルマンなどの影響を受け、独自の進化を遂げてきた。シェイクスピアやワーズワースなど、世界文学史に名を残す詩人を輩出している。
イギリス詩の歴史
イギリス詩の起源は、古英語時代(5世紀~11世紀)に遡る。この時代の詩は、口承文芸として伝えられ、叙事詩や宗教詩が中心であった。『ベーオウルフ』はその代表的な作品である。
ノルマン・コンクエスト(1066年)以降、フランス語の影響を受け、宮廷詩や騎士道物語が盛んになった。14世紀には、ジェフリー・チョーサーが『カンタベリー物語』を著し、中英語文学の基礎を築いた。
ルネサンス期(16世紀)には、ウィリアム・シェイクスピアがソネットや劇詩で名を馳せた。17世紀には、ジョン・ダンやジョン・ミルトンが宗教詩や叙事詩を創作した。
18世紀には、アレクサンダー・ポープが英雄一韻律(ヒーローイック・カップレット)を駆使し、社会風刺や哲学的なテーマを扱った。また、ロマン主義の時代(19世紀初頭)には、ウィリアム・ワーズワースやサミュエル・テイラー・コールリッジが自然や感情を重視した詩を創作した。
ヴィクトリア朝時代(19世紀後半)には、アルフレッド・テニスンやロバート・ブラウニングが多様な形式とテーマの詩を創作した。20世紀以降は、T.S.エリオットやW.H.オーデンなどがモダニズムや現代詩の潮流を牽引した。
イギリス詩の特徴
イギリス詩は、多様な形式とテーマを持つことが特徴である。ソネット、バラード、叙事詩、自由詩など、様々な形式が用いられ、恋愛、自然、宗教、社会問題など、幅広いテーマが扱われる。また、イギリス詩は、言語表現においても豊かで、比喩や象徴が多用される。
主要な詩人
- ウィリアム・シェイクスピア
- ジョン・ミルトン
- ウィリアム・ワーズワース
- サミュエル・テイラー・コールリッジ
- アルフレッド・テニスン
- ロバート・ブラウニング
- T.S.エリオット
- W.H.オーデン